今日は、今注目されているビジュアルマーケティングについて、普段Instagram活用について講師としてセミナーさせていただいている私からご紹介させていただきます。
1.ビジュアルマーケティングとは
ビジュアルマーケティングとは、商材やサービスについてビジュアル(視覚的)に訴える手法です。人間の脳に入る情報の約90%は視覚的情報と言われるほどビジュアルは、表示するものを印象付け、その信頼性を高めるといった研究結果もあります。
また、文字コンテンツよりも動画や写真、画像といったビジュアル情報の方が、脳内での処理速度は6万倍ほど早いとされています。
また、人は情報を“聞いた”場合、3日後に覚えている確率は10%、同じ情報を“見た”場合は65%の人が記憶に残っているとの研究結果があります。
2.ビジュアルマーケティングの効果
◇膨大な量の情報を簡単に理解してもらうことができる
◇印象付け、信頼性を高めることができる
◇時間をかけずにアプローチが可能になる
◇記憶に残りやすい
◇SNSでのシェアが増える
といった効果が期待できます。
3.写真、動画撮影の前に
こんなに効果のあるビジュアルマーケティング!「早速、写真や動画をとるぞ」と意気込まれた皆様
ちょっとその前に、考えてみていただきたいことがあります。
皆様に質問です。
Q1 皆様の商品、サービスの魅力、強みは?
例えば、デザインや機能など
Q2 誰が買いますか?
例えば、20代~30代社会人女性など
Q3 どんな場面で使いますか?
例えば、休日のカフェデートの時に
Q4 どんな気持ちになりますか?
例えば、身に着けていると、上質なものが似合う自分と感じる
いかがでしょうか。さっと出てきましたでしょうか。
皆様の理想とするお客様が、皆様の商品、サービスのこんないいところをこんな場面で使って、こんな気分になるということを想像してください。社内で行う場合は社内で共通認識を持つことも大事になります。いくら素晴らしい写真を撮っても、ここがぶれているとだれにも響きませんので、まず、ここをしっかりと想像できるようにしましょう。
4.見るか見ないかの判断は〇秒
情報溢れる現代社会において、商品を売ることを前面に打ち出した投稿は、一瞬にしてスキップされてしまいます。
商品写真を見てもらうには、自然に仕上げ、見た人が自分ごとにして受け取れるようにする必要があります。
5.売れる商品写真のコツ
・共感できる写真
カタログのような写真より、実際の使用シーンが想像できるような写真といったように、見た人がこの商品を使って、こんな生活をしてみたいと共感できる写真にします。
・使用イメージが伝わる写真
実際に商品を使用しているシーンを撮影することで、見た人に自分が使っている場面をイメージしてもらうことができます。
機能に注目した見せ方、デザインに注目した見せ方、どちらを見せたいかをあらかじめ決めて撮影しましょう。
男性、女性で言えば、男性はスペック重視の傾向がありますので、機能面を押し出し、女性に向けた商品では、機能はあたりまえで、そのうえで使用イメージが大事になります。
・世界観、ブランドイメージ
例えばInstagramのアカウントページなどで、一目で内容がわかるアカウントは、ユーザーから共感や興味を得やすい、その世界観がユーザーの価値観に合っていれば、フォロワーになってもらいやすいです。テーマに関連する写真だけをアップするように意識してみましょう。
・色を効果的に使う
たくさんの情報にさらされている私たちは、細かい情報まで吟味せずにパッと見た印象で無意識のうちに判断していると言われています。中でも色の影響は人間の脳に影響を及ぼし、意思決定などの行動や感情などに作用することは実証されています。また、色は、ブランドのイメージを大きく影響する重要なものです。カラー選びを慎重に行い、ブランドの持つビジュアルイメージを明確にしておきましょう。
6.女性マーケティングとの関連性
特に女性向けの商品サービスを売る場合、ビジュアルがとても大事になります。女性は男性より感覚でとらえる人が多いため、頭で理解してもなんとなく嫌だと感じたら買いません。
皆様のHP、ダイレクトメール、Instagram、ECサイト、パッと見た印象を一度見直してみてください。
・女性に向けての商品写真
◇なんとなくイメージさせる
お悩み解決商品であっても、現実を突きつけるようなビジュアルには女性は拒否反応を起こしてしまいます。見たくない現実を突きつけずに、なんとなくイメージさせるビジュアルが求められます。
◇イメージがしてもらいやすい表現や写真、動画を使う
ブログを書いていて、こういうのも気が引けますが、文字だけで伝えるよりは感覚で受け取ってもらえる写真やイラスト、動画を活用しましょう。文字だけで説明する場合も、イメージしやすい表現を使いましょう。
◇参考にしたい世界観
女性向けのメディア、サイトを参考にして、皆様のお客様となる人が好む世界観を参考にしましょう。スマホの女性向けアプリなどからお客様の好みを把握しましょう。
いかがでしたでしょうか。
今回は「ビジュアルマーケティング」をテーマにお伝えいたしました。
今回の内容が皆様のビジネスの参考となりましたらと幸いです。
最後まで読んで頂きありがとうございました。