
アジア遊放記①
ペナン島は美食の島だけあって、屋台やフードコートが至るところにある。有名店は調べていたが、近所の適当なお店で食べることもした。
海鮮系、麺類、点心など、いろいろ食べ過ぎて、タイへ戻る前日から腹痛を抱えたまま、
しかし食べることをやめず3日間を過ごした。
ペナン島滞在2日目、ホテルでは朝食なしのため、小雨の中、徒歩で食事処を探した。
ほどなくして、市場を見つけ探索。山積みの鶏や日用品、野菜などが陳列された場所を抜け、
フードコートにたどり着いた。ホッケンミーという麺料理を注文した。エビのダシが効いた辛味噌ベースの麺でスープが濃厚。朝7時から汗だくで食べたが、今までの海外旅行でベスト3に入る美味しい麺料理であった。
バスセンターで乗り放題チケットを購入し、予め決めていた目的地をいくつか巡った。
ジョージタウン界隈や極楽寺、数多の蝶が舞うエントピアなど・・・
ネットでは感じ取ることができない味や雰囲気は、実際現地を訪れなければわからない。
同じホッケンミーでも、有名店でいざ食べてみると、感動するほどのおいしさではない。タイの空港で食べたパッタイとビールだけで2,000円を超えビックリし、ペナン島の食堂で食べたフライドチキンとごはんセットが200円台でビックリした。
帰国してから、ふと考えた。付加価値や満足は何で得られるのか、と。
有名だから品質も間違いないとか、この商品ならこれくらいの価格だろうと考えていると失敗することがある。それは逆に、仕事を通じて様々な業務やサービスを提供する私たちの立場も同じことだ。付加価値と自分で思っていても、相手にとって無価値なものもある。
つたない説明で自分の勉強不足を痛感し落胆するが、周りのフォローで助かることもある。感謝の気持ちを決して忘れてはいけない。
その上で、自分ができることは何か。満足とは何か。感動とは何か・・・
相続税申告業務を主に担当しているが、第一印象が大切と常に心掛けている。先入観は捨て親身になって接する。申告が完了、申告書控をお渡しし、お客様から感謝の言葉を頂く瞬間まで全力でやり遂げる。そのうえで、
「ペナン島で朝食に食べたホッケンミーぐらいの感動をお客様に与えることができたら」を次の一人旅までの目標にした。