2020年の夏に緊急地震速報がけたたましく、鳴り響きました。千葉の表示をみて、このコロナ禍の状況で首都圏に大規模な地震がやってきたら、我が国のダメージは計り知れない。機能移転も含めてとんでもない混乱と変革がやってくるのでは・・・と感じました。幸いにも誤報であったが、泣きっ面に蜂という通り、災いは重なるように感じます。
大阪府ではA3一枚の超簡単なBCPをPRしています。南海トラフなどへの大型地震が考えられる地域ですから危機感が高いのでしょうか。そして長岡市もBCPの補助金をスタートさせました。HPではA3で2枚の書式と記入例が公開されています。当社ではその作成のお手伝いをさせていただきました。難しく考えずに自社にあった簡易なBCPへ取り組んでみてはいかがでしょうか?
数人の会社であれば、迅速な意思疎通も可能かもしれません。しかし人数が多い場合や職場や部署が複数あるケースでは、緊急時のルールブックがないと行動が難しいと思います。BCPなんて言わないで、「緊急時の行動方針」とか、「もしもマニュアル」とか、「緊急時秘伝の書」のように、自分の会社にあったものを自分の言葉で作ればいいと思うのです。
もし、自家発電装置など防災や減災の設備投資を考えているのであれば、経済産業省の経営継続力強化計画の申請をすることも良いと思います。設備投資の特別償却やものづくり補助金の優先採択などのメリットがあります。
そして今まさに、新型コロナウイルス感染症対応のBCPは必要不可なものではないかと思います。国は感染症用ハンドブックと感染症対応の事業継続力強化計画策定の手引きを公開予定です。これらを参考に、もし自社でクラスターが発生したら・・・と被害を想定して対応を検討して頂きたいと思います。
↓情報チャンネルには動画も掲載しています↓