コラム

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グリーン成長戦略を読み解く

2050年カーボンニュートラルの実現に向けた国のグリーン成長戦略が2021年6月に策定され、早一年が経ちましたが皆さんはこの存在をご存知でしょうか。

関連した税制や補助金制度もスタートしていますが、いずれもハードルが高いと感じる方が多いようです。

確かに、14の重要分野を眺めてみると、洋上風力や水素、次世代熱エネルギー等々、中小企業が取り組むには難易度の高そうな言葉が並んでいます。

しかし、個別の計画を読み解いていくと、例えば「自転車移動の導入促進」という項があり、「2025年度には、通勤目的の自転車分担率18.2%を目指す」という目標が書き込まれています。また、「高性能建材・設備」の項では、省エネ性能の高いサッシやエアコンの普及拡大が必要と書かれており、この辺りは地場の建設関連事業者にも関係のありそうな話です。

成長戦略は国が今後の目標を指し示したものですから、この中には将来のビジネスに繋がるヒントが隠れているのではないでしょうか。「難しそう」と敬遠せずに、一歩踏み出した先には明るい未来が待っているかもしれません。

執筆スペシャリスト

目黒 大樹
パートナーズプロジェクトグループ
パートナーズプロジェクト税理士法人
目黒 大樹
税理士の目黒大樹です。経営管理修士(専門職)-いわゆるMBAを取得しており、経営計画・創業計画等の策定支援、そこからの派生として補助金申請や各種公的支援制度の活用支援を得意としています。専門家としての視点と経営者の方に寄り添った視点を複合的に持ってご対応することを心がけています。

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