コラム

Column

生成AI利用で気を付けていること

生成AIの登場により、情報収集や文書作成、要約などの業務が格段に効率化された。
私自身も日常的に活用しており、特に資料のたたき台をつくる作業などでは非常に助けられている。

一方で、使い方には注意が必要だと感じることもある。
生成AIは利用者に配慮した、いわば忖度するような応答をするよう設計されていると感じており、否定的な意見や厳しい評価を避ける傾向がある。
例えば、こちらが「このアイデアは適切か?」と尋ねても、明確な否定が返ってくることがあまりなく、どれも無難に肯定されてしまうことがある。
結果として、本来向かい合うべき課題に対して、ちゃんと検討をしなくなる恐れがある。

AIはあくまで補助的な存在であり、私たちの代わりに決定を下してくれる存在ではない。
便利だからこそ、使う側が「思考停止」にならないよう、自らの判断力を常に意識しておく必要がある。
生成AIを使いこなすというのは、単に使えることではなく、自分の考えを確認・整理する手段として活用する姿勢が問われているのだと思う。

 

執筆スペシャリスト

酒井 伸
パートナーズプロジェクトグループ
パートナーズプロジェクト税理士法人
酒井 伸
税理士の酒井 伸です。 得意分野は、事業承継対策です。 親族内に承継させる場合、親族外に承継させる場合、 そのほか多様なケースがありますが、 お客様の要望に合った提案を行います。 お客様のことを第一に考えることがモットー。
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