私は税務署に勤めていた時、よく相談を受けました。その内容は離婚相談から、土地譲渡の盛んな時代の「税金はいくらだ」というのまで多種多様でした。
その中でも、私が一番嫌いだったのは離婚相談です。相談者はほとんどが女性の方でしたが、離婚に至った経緯から相手方の愚痴まで延々と1時間から2時間位聞かされてた上に、なぜ税金がかかるのかと、回答しないうちに問い詰められ泣かれて散々でした。
その時、上司から言われたことが2つあります。
一つは女性と男性の性格の違いからくるもので、男性は結論ありきの話をする、女性は初めから経過を話して聞いてもらわないと納得できない、ということです。
もう一つは、①聴くに早く②語るに遅く③怒るのは更に遅く です。
頭ではわかっているのですがなかなか難しいものです。今でも自分に言い聞かせていますがなかなか守れません。
皆さんどうですか、家庭や職場、更に友人(恋人)の間の会話の中で、愛(無償の愛)を持って、上記のことを念頭に話をしてみてはいかがでしょうか。きっと、イライラせず穏やかに会話を楽しむことができるのではないでしょうか。