１０月１日の消費増税が始まり、景気対策としてキャッシュレス決済への５％ポイント消費者還元事業も同時にスタートした。言うなれば「キャッシュレスの秋の陣」である。
春の頃から、国の還元事業の告知不足と情報提供の遅れ、そして経営者側の認識不足が心配されていた。やはり加盟店は少ないスタートで、地図アプリも誤表示などのトラブルがあった。しかし、始まったからにはこの流れに逆らうことは難しい判断だ。自分や自社には関係ないと思わずにキャッシュレスへの取り組みのきっかけと考えてはいかがだろう。
今回の前哨戦として春は「キャッシュレス春の陣」の様相を呈してた。QRコード決済を中心に利用者への２０％還元などの競争が繰り返されおり、１０連休となったGWには、５０％や７０％還元キャンペーンを行う業者まで現れた。クーポンやくじなども加わり決済のゲーム化が進行しているように感じられる。
これほどの過激さはないが、今も国の５％還元の他に決済業者独自のポイントが加算されたりして、ポイントやクーポン合戦は続いている。
さて、異常な還元率による競争はいかがなものかと思う。ふるさと納税の返礼品や返礼率の競争もエスカレートし、一部の市町村が除外される結果となった・・・
なにごとも常識の範囲という当たり前の原則を守っていきたいものです。健全なキャッシュレス社会の普及のために・・・
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