
お釈迦様はご自身では経典は一切残されなかった。
しかし死の床にあって、この言葉だけはものすごく大切なので必ず後世に伝えてほしいと遺言したのが「色即是空」という言葉である。
一般にこの言葉は「世の中は移ろい易く、無常である」というような意味とされる。
しかしこのような、小学生でも思いつくような解釈を、自らの死に望んで強調してまで、人々に伝えたかったのか?
私は絶対違うと思い、悩み続けた。そしてついにその答えをある本で見つけた。
その本曰く、「色」とは「その人に起こる出来事」、そしてそれをどうとらえるかは、その人次第。
つまりそれ自体には、なんら固有の意味はないというのだ(要は人間が勝手にそう思っているだけのこと)。
それが「空」の真の理解であるべきだと。ではこれを証明してみようと思う。
今、皆さんの髪の毛が急に抜けだしたとしよう。普通に考えれば、これは悲惨なことだろう。
人によってはそれこそ夜も眠れない事態である。でも本当にそうなのか? 別な見方はできないのか?
すると、①散髪代が不要となる、②シャンプーもリンスもいらない、③乾かす必要もないし、セットする手間も省ける。なんだ、いいことばかりじゃん(笑)。
よって題意は完璧に証明された。著者は更にこう続ける。「失くしたと思うから悲しいのだ。最初から存在しないと思えば、何ほどのことがあろうか」と。
まさに頭をカナヅチで殴られたような衝撃だった。

◆講師プロフィール◆
パートナーズプロジェクト税理士法人 税理士 松田敏之
<得意分野>・資金調達(特に創業融資) ・事業再生 ・資金繰り支援(金融調整含む) ・事業計画書作成(数値計画からアクションプランまで) ・資金繰り表作成(作成方法の指導も) ・補助金/助成金申請
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