昭和から平成、令和と時代は移ってきた。このように時代が移れば社会が求める価値も当然変わってくる。
これからの時代を一言で表せば「パイを分け合う時代」という。
少子高齢化で日本の人口は減少に向かう。そんな時代においては「競争」よりも、共に連携して共通の目的に向かって進む「協働」の考えが求められるという。
しかし、これは長岡の先人で長岡の図書館「互尊文庫」を寄贈した野本恭八郎氏の「互尊独尊」の精神として地元では昔から実践されてきたことである。
「自分を尊ぶことは、互いに尊ぶことで達成され、個々の独立は互いに認め合って成り立つ。
そして自分のよさを世の中の人々に役立てることが、人間としての生きがいにつながる。」(長岡西中校訓より)
今、「競争」よりも「協働」、「収奪」よりも「支え合い」、「量」よりも「質」、「大きいこと」よりも「小さいこと」に価値を求める時代に向かいつつあるが、これはすでに長岡において昔から言われてきたことであり、そして実践してきたことである。
今まさに時代が長岡に向かっているとして、我々は長岡の「互尊独尊」をもう一度認識すべきときではないかと考えている。
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