ブーカ（VUCA）という言葉をご存知だろうか。
VUCAとは、「不確実な世界」という意味で、変動性、不確実性、複雑性、曖昧性という英語の頭文字をつなげた造語である。それを総称して、「不確実な世界」という現代社会を表す言葉として使われている。
すなわち、現代社会は「今まで通りの延長線ではない時代」であると認識して行動することが求められる。いくら計画を立てたとしても、何が起こるか予測もつかない事が起こるのだから、すべてを計画通りに行う事は難しいわけで、トップダウンで計画通りに実行する事が求められるような組織では問題に対処できなくなっている。
そうなると、現場で状況を的確に判断して、柔軟に対応してゆく事が求められる。
そこで必要になってくることは、まず情報の収集力、そして、収集した情報を自ら考えて判断する力が必要になってくる。別の言い方をすれば、観察する、状況を理解する、決める、動くということが求められる時代なのだ。
トップダウンで動かす組織では今の時代に生き残れない、と言うことになる。フラットな組織が求められている時代だと認識すべきである。
