コラム

Column

空(くう)の本当の意味とは?

お釈迦様はご自身では経典は一切残されなかった。
しかし死の床にあって、この言葉だけはものすごく大切なので必ず後世に伝えてほしいと遺言したのが「色即是空」という言葉である。

一般にこの言葉は「世の中は移ろい易く、無常である」というような意味とされる。
しかしこのような、小学生でも思いつくような解釈を、自らの死に望んで強調してまで、人々に伝えたかったのか?
私は絶対違うと思い、悩み続けた。そしてついにその答えをある本で見つけた。

その本曰く、「色」とは「その人に起こる出来事」、そしてそれをどうとらえるかは、その人次第。
つまりそれ自体には、なんら固有の意味はないというのだ(要は人間が勝手にそう思っているだけのこと)。
それが「空」の真の理解であるべきだと。ではこれを証明してみようと思う。

今、皆さんの髪の毛が急に抜けだしたとしよう。普通に考えれば、これは悲惨なことだろう。
人によってはそれこそ夜も眠れない事態である。でも本当にそうなのか? 別な見方はできないのか?
すると、①散髪代が不要となる、②シャンプーもリンスもいらない、③乾かす必要もないし、セットする手間も省ける。なんだ、いいことばかりじゃん(笑)。
よって題意は完璧に証明された。著者は更にこう続ける。「失くしたと思うから悲しいのだ。最初から存在しないと思えば、何ほどのことがあろうか」と。
まさに頭をカナヅチで殴られたような衝撃だった。

執筆スペシャリスト

松田敏之
パートナーズプロジェクトグループ
パートナーズプロジェクト税理士法人
松田敏之
監査法人で通算14年勤務した後、新潟県再生支援協議会に移り、多くの企業再生の案件に携わりました。その後、新潟市内の税理士法人で、資金調達や資金繰り支援、企業再生の仕事を7年に渡り経験いたしました。その間、100件近い創業融資と50件近い再生案件の実績があります。まずはお気軽にお声がけください。仕事は早いです。
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